講義コード c10801
講義名 キリスト教史
科目群 人文学(HUM)
科目区分等 キリスト教
対象学年次 1年・秋学期
ナンバリング HUM117
担当教員

職種 氏名 所属
教授 ◎ 山本 有紀 キャリアデザイン学科

授業のキーワード
キリスト教・ヨーロッパ文化史・日本近代とキリスト教
授業の概要
①キリスト教会の発生と展開を、主にヨーロッパ文化史の観点から概観する。②日本近代におけるキリスト教会の歴史を概観する。
期待される学習成果(目標)
①「キリスト教入門」の上級編として、キリスト教文化・思想史の基礎を学ぶ。②「建学の精神」の基盤であるキリスト教思想・文化の展開の歴史を知る。③日本近代のキリスト教について知識を得る。
授業展開
テーマ内容
第1回イントロダクション授業の進め方、課題、評価方法の説明を行う。
第2回教会の発生使徒言行録の記述を資料に教会の発生から初代教会への展開をみる。
第3回初代教会とローマ帝国ローマ帝国の迫害下から「公認」へ向かう展開をみる。
第4回古代カトリック教会の成立ローマ帝国の政治権力と結びつくキリスト教会の展開をみる。
第5回古代カトリック教会の展開ローマ帝国崩壊へと向かう中での教会の文化・思想をみる。
第6回「中世」へ向かう教会「ゲルマン人の大移動」から「中世ヨーロッパ」までの教会の展開をみる。
第7回中世カトリック教会の成立中世初期の、ゲルマン文化と結びつくキリスト教会について概観する。
第8回中世カトリック教会の展開「十字軍」の時代を概観する。
第9回宗教改革の時代①ヨーロッパ大陸の「宗教改革」の展開を概観する。
第10回宗教改革の時代②イギリスの「宗教改革」の展開を概観する。
第11回欧米近代のキリスト教①イギリスからアメリカへと展開する「新たなキリスト教」をみる(前編)。
第12回欧米近代のキリスト教②イギリスからアメリカへと展開する「新たなキリスト教」をみる(後編)。
第13回日本近代のキリスト教①日本近代におけるキリスト教宣教の展開をみる。
第14回日本近代のキリスト教②新島襄と「日本組合基督教会」について学ぶ。
第15回まとめ期末試験へ向けての課題解説。

定期試験
試験期間中に筆記試験を実施する。
評価方法
①期末考査 60% ②チャペル・アワー出席 10% ③チャペル・アワー・レポート(2回)10% ④課題図書のブック・レポート 10% ⑤指定の映像作品鑑賞レポ―ト 10%
使用する教科書(必ず購入してください)
大村 修文「キリスト教史はじめの一歩」日本基督教団出版局(2011年)
参考文献
富田正樹「聖書資料集:キリスト教との出会い」日本基督教団出版局(2004年)
授業時間外学習
①課題図書の読書 ②課題の映像作品の鑑賞 ③次週に扱う教科書部分や樹行で提示する資料の読書