授業のキーワード |
フェミニズム・聖書学・文芸批評 |
授業の概要 |
①フェミニズム(女性学)の視点から聖書を読む方法論の紹介と実践。②文芸批評の手法によって聖書を読む。③授業を踏まえて各自がテーマを選びレポートを再作する。 |
期待される学習成果(目標) |
①フェミニズム(女性学)の視点・思考について理解を深める。②聖書の物語へのアプローチ方法としての文芸批評の手法を習得する。③聖書の物語を触媒として女性(個)の自立について考察を深める。 |
授業展開 |
回 | テーマ | 内容 |
第1回 | イントロダクション | 授業の進め方、課題、評価方法について説明する。 | 第2回 | フェミニズムとはなにか | 主にアメリカ近代史の中で形成されるフェミニズムを概観する。 | 第3回 | 文芸批評という手法 | 文芸批評の手法を聖書を読む方法論として取り入れる実際を学ぶ。 | 第4回 | フェミニズム聖書解釈の実際① | フィリス・トリブルの聖書解釈の実際を紹介する。 | 第5回 | フェミニズム聖書解釈の実際② | エリザベス・S・フィオレンツァの聖書解釈の実際を紹介する。 | 第6回 | フェミニズム聖書解釈の実際③ | 山口里子の聖書解釈の実際を紹介する。 | 第7回 | フェミニズム聖書解釈の実際④ | 大嶋果織の聖書解釈の実際を紹介する。 | 第8回 | 「ジェンダーの視点」 | 「ジェンダー」に関わる聖書の「解釈」の問題を取り扱う。 | 第9回 | 「ジェンダーの視点」の聖書の読みの実際① | 平良愛香の聖書解釈の実際を紹介する。 | 第10回 | 「ジェンダーの視点」の聖書の読みの実際② | 堀江有里の聖書解釈の実際を紹介する。 | 第11回 | 期末レポート成作に向けて① | テーマ決定のために図書館で資料ハンティング。 | 第12回 | 期末レポート成作に向けて② | 前回の成果を踏まえて各自のテーマや関心事について発表。 | 第13回 | 期末レポート成作に向けて③ | 参考文献表の作り方を指導し、実際に成作に取り組む。 | 第14回 | 期末レポート成作に向けて④ | アウトラインの書き方を指導し、実際に成作に取り組む。 | 第15回 | まとめ | レポートの概要について発表。 |
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定期試験 |
レポートをもって試験に替える。 |
評価方法 |
①期末レポート 60% ②チャペル・アワー出席 10% ③チャペル・アワーレポート 10% ④指定の映像作品鑑賞レポート 20% |
使用する教科書(必ず購入してください) |
特に指定しないが、必要に応じて課題や資料を配布する。 |
参考文献 |
①絹川久子「女性の視点で聖書を読む 」日本基督教団出版局(1995年)②フィリス・トリブル「フェミニスト視点による聖書読解入門」新教出版(2002年)
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授業時間外学習 |
①次週に取り扱う聖書箇所の読書 ②次回授業のために配布する資料購読 ③指定の映像作品の鑑賞 ④期末レポートの成作とそれに関わるリサーチ・読書 ⑤チャペル・アワー出席とレポート成作 |