講義コード L11601
講義名 保育原理
科目群 専門科目(M)
科目区分等 保育の本質・目的に関する科目(EG)必修
対象学年次 1年・春学期
ナンバリング CMEG1101
担当教員

職種 氏名 所属
専任講師 ◎ 金山 茉莉花 コミュニティ子ども学科

授業のキーワード
保育の意義 保育所保育指針における保育の基本 保育の目標と方法 保育の現状と課題
授業の概要
保育の意義や目的等の保育の基本を理解し、保育の方法や評価等について学ぶことで、保育者としての資質や専門性を高めます。また、今日の保育の問題を捉え、新しい動向に対応できる視座を養います。
期待される学習成果(目標)
1 保育の意義・目的及び思想・歴史的変遷、わが国における保育に関する法令・制度について理解することができます。
2 保育の基本について理解し、保育の現状と課題について考察する力を身につけます。
授業展開
テーマ内容
第1回保育の理念と概念 保育の理念と概念、及び現代における保育の枠組みや制度について学びます。
第2回保育の社会的役割と責任保育所等に求められる社会的責任、及び保育が果たす社会的な意義や役割について学びます。
第3回保育の制度的位置づけ保育を成り立たせている法律や保育制度、及び子育て支援に関する法律や制度について学びます。
第4回保育所保育指針における保育 保育所保育指針の内容や制度的位置づけについて学びます。
第5回3歳未満児の保育乳児保育および1歳以上3歳未満児の保育の内容、及び具体的な援助やかかわりについて学びます。
第6回3歳以上児の保育 幼児期の保育のあり方について学びます。
第7回子育て支援と家庭との連携 地域の専門機関や支援団体との連携、及び地域の保護者への支援について学びます。
第8回保育の目標と方法 乳幼児期の保育とその後の成長へのつながりついて学びます。
第9回保育の計画・実践および評価 保育の計画・実践、及び子どもの成長を見つめていくことの重要性について学びます。
第10回諸外国の保育の思想と歴史的変遷① 近代以前の子育てや近代初期に現れてきた保育実践・保育思想について学びます。
第11回諸外国の保育の思想と歴史的変遷②イギリス、ドイツ、アメリカの保育の歴史、及び児童中心主義の思想について学びます。
第12回日本の保育の思想と歴史的変遷①日本の教育の思想と歴史、子育ての思想、施設保育の始まりについて学びます。
第13回日本の保育の思想と歴史的変遷②倉橋惣三や及川平治の思想、戦前戦後の日本の保育について学びます。
第14回諸外国の保育の現状と課題 諸外国の保育の現状から、よりよい保育のあり方について学びます。
第15回日本の保育の現状と課題保育の今日的課題をふまえ、今後の保育の方向性について考えます。

定期試験
保育に関する基本的原理、保育者としての基礎的な知識を問う筆記試験を実施します。
評価方法
筆記試験50%
授業時間内に実施するミニレポート・小テスト40%
授業態度及び貢献度10%
使用する教科書(必ず購入してください)
監修:公益財団法人児童育成協会/編集:天野珠路、北野幸子/出版社:中央法規
『基本保育シリーズ1 保育原理 第2版』
参考文献
保育所保育指針解説書
幼稚園教育要領解説書
幼保連携型認定こども園教育・保育要領
授業時間外学習
・新聞、インターネットニュース報道等で保育関連記事を読み、日頃から問題意識を持つようにしましょう。
・幼稚園・保育所におけるボランティアなどへ参加し、保育を実際に体験してみましょう。